皆様こんばんは。クリアカの相楽です。
本日は皆さんの勉強の上で「頭の上のたんこぶ」的な存在である古文についてになります!
高校生から爆発的に授業スピードが上がり、いつの間にか現代文と分かれ一つのテスト教科となってしまう古典ですが、中々曲者であります。
まず
- 読んでも全く意味がわからない
そして
- 勉強するにしても文法に単語、特殊な接続系や意味の分岐などが多くて手が付けられない
など多くの厄介な点が立ちふさがります。
「もういやだ!古典より現代文を完璧にしよう!」と思われるのも無理はありません。
しかしここで少し考えてみましょう。
確かに難しい内容等はありますが、よく考えてみると1年生で習った基礎部分に様々な決まりごとが付随していないでしょうか?
古典の点数をあげたい!何とかしたい!
その方法は意外にも足元にあるのかもしれません。
見てまいりましょう!
そもそも古典に求められているのはこれだけ!
古典の勉強で一番基本となるもの・・・それは暗記です。
古文単語や句形はもちろん、動詞・助動詞の活用から助詞や敬語の種類にいたるまで、あらゆる基本事項を覚えなければなりません。
ここが一番の鬼門にして最大の壁なのです。ここを乗り越えなくては古文を解くことも敵わず・・・しかし超えるとトントン拍子に解くことが可能となるのです!
そう、覚えるべきことを覚えさえすれば、かなりの問題が解けるようになってしまいます。
まずは暗記すべきことを覚え、読解に必要な基礎力を身につけましょう。古典の場合、この基礎力が最初にして最大の力となります。
・古典の読み方を知ろう
基本的な力は常に反復し復習を行わないと抜けていってしまいます。毎回の勉強時間に復習の時間を取り入れつつ、ある程度コツを掴めて来たら実際に古文・漢文を読んでみましょう。
単語や句形が理解でき、かなりの部分が分かるようになっていれば恩の字です。
まずは一つ一つの文章について細かく文法事項をチェックしつつ現代語訳ができるようになりましょう。覚えた単語や句形、助動詞などの確認にもなるに加え、細かい訳ができるようになることは強意や推量、意思、当然など古典におけるニュアンスの理解に大いに役立ちます。
現代語訳が板についてきたら、「ポイントをおさえて読む」読み方を身につけましょう。時間が限られる試験では特に、すべての文を正確に訳しながら読むと解ききることが難しくなってしまします。
今からでも使える古文への取り組みとしては「主語」を押さえるという事もここで述べさせていください。
古典の文章は主語が省略されやすい傾向にあります。昔の貴族や上流階級の方々の嗜みであったこともあり、教養や推し量る力というものが顕著に表れたためです。
つまり・・・どういうことかと言えば・・・問題として問われることがめちゃくちゃ多いという事!
どんな文章でも必ず主語を意識しながら読み進めましょう。
文章を正確に理解しつつ問題に関わる部分に特に重点をおいて読む、というようなポイントをおさえた古典の読み方を身につける。
最初にして最高の武器となります。
当時の常識は頭に入れておくべき!
・古典の文章に読み慣れよう
正しい読み方が身につくにはやはり慣れることが必要になってきます。
もともとは上流階級であった人々が美を求めたり力を尽くしたりして発展してきた学問なのです、現代語とは違う古典独特の言い回しやリズムがたくさん存在します。
より多くの文章に触れることで、単語や助動詞の意味が瞬時に理解できるようになり、動詞の活用や助詞・助動詞の接続の正しい形に見慣れたりと何となくではない古典の読解法が身についてまいります。
また、説話などは特に物語のパターンが似たりすることもしばしば!
文章の展開が読みやすくなり実際に問題に取り組む時のヒントになることもあります。
さて、似たりするという事はその当時の常識が、お約束の出来事が!あるという事でもありますよね?
そこで対策する必要があるのが、予備知識を求められるという点です。
予備知識というのは、例として平安時代の結婚は男性が女性の家に通うという通い婚が普通であったという、時代の習慣。
より上位の天皇クラスであれば一夫多妻制の平安時代、女性間の間でカースト制度が存在し、それは部屋の位置とも関係が、天皇の寵愛をもしカースト下の女性が受けることがあろうものならありとあらゆる悪戯を行う、などの人との関係性の習慣。
あるいは有名作品の作者や書かれた時代など非常に多岐に渡ります。
現代とは全く異なる生活を営んでいた時代の文章を理解する上で、その背景にある習慣や時代を知っておくことはカンタンに問題を解けるチャンスの可能性も!
文章を読みながら身につけていきましょう。
古典の基本的な勉強法まとめ
・覚えるべきことを覚える
・古典の読み方を知る
・古典の文章に読み慣れる
・古典の予備知識を身につける
最後に
いかがでしたでしょうか?
意外と手が届きそうかな?と思われたやもしれません。そうです!十分手が届くことをお伝えしたかったのです。
難しいと言われる古典ですが、実際は基本をベースとしてその上に徐々に積み上げていく積み木のようなもの、当然ながら足場がグラついてしまうと上には積み上げることが困難です。
まずは基本中の基本に立ち戻り、一歩ずつ進めていくのが得策です。
そもそも!
- 読んでも全く意味がわからない
- 勉強するにしても文法に単語、特殊な接続系や意味の分岐などが多くて手が付けられない
というのはもはや外国語に立ち向かうようなもの。古典は外国語、英語と同じと考えた方が気持ちが楽になることでしょう。
外国語なのですから単語を覚え、イディオムを覚え、何回も読み解く事が必要ですと捉えればかなり勉強しやすいのではないでしょうか?
一つでも弱点を少なくすること、そして古文は短期決戦でぎゅっと覚えると次の試験や模試から大きな効果を発揮できる科目であることをお伝えし本質は終わりたいと考えています!
またお会いしましょう!
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