知っているようで意外と知らない経済のあれこれ!第二回

みなさんこんにちは!クリアカの相楽です。

 

「経済」とは何か「お金」とは何か「働く」とは何かを考える、経済とは一体何!?シリーズの第二回目です!

 

「我々がうまく暮らしていく」とはどのようなことを意味するのでしょうか。

 

私たち人間は、様々な欲望を持っていて、それを叶えながら生活しています。私たちは誰しも毎日きちんとご飯を食べたいと思うし、広く快適な住居に住みたいと思うし、テレビを見たりゲームをしたりというような様々な楽しみを得たいとも考えています。

 

たくさんの人々のたくさんの望みができるだけ多く叶うようになることが「私たちがうまく暮らしていく」ということでしょう。

 

したがって、私たち人間が望むことをできるだけ多く叶えるには、モノや時間などの限られた資源を、できるだけ無駄なく用いることが大切になります。

 

限られた資源を無駄なく用いるにはどうすればいいか、ということを考えるのは経済学で考える大きな課題の1つなのです。

 

では本日も参りましょう!

 

前回の復習→→→


皆さんの支出は誰かの収入であり皆さんの支出がふえると誰かの所得が増えます。

 

ある人の収入がふえると貸し手は貸出額をふやそうとし、これは借り手の信用力が増えたという事に他なりません。

 

経済成長の要素であるクレジットのある借り手には返済能力と担保があります。借金と比べて収入が大きいと返済能力がふえます。

 

返済ができなくても担保の価値が大きいとそれを売却できます。そうなると貸し手は安心して貸すことが出来ます。

 

収入がふえると、借りることができる支出をふやせます。ある人の支出はほかの人の収入となるので、より借りることが可能となります。

この好循環が経済の成長につながります。

 

ここまで前回ではご紹介いたしました!ではでは次に参りましょう。

長期と短期の債務~取引を添えて~


取引では何かを得るために何かを提供する必要があり、得られる額はどれだけ生産できるかによって決まります。

 

知識の蓄積は生活水準を向上させ、生産高を引き上げます。。

 

発明家や勤労者は怠慢で何もしない人に比べて生産性と生活水準は自ずと向上します。

 

しかしこれは短期で見るとそうではない可能性があります。

 

生産性は長期的に重要な要素ですが、短期的にはクレジットが大切な役割を果たすのです。

 

短期的には生産性は余り変動しません。したがって経済の変動に余り影響しません。

 

しかし、債務を利用すると生産額より消費額を大きくできます。その一方、返済の際には消費額を縮小することになります。

 

債務には2つの大きな周期があり、1つは5年から8年の周期で、もう1つは75年から100年の周期があります。

 

普通この波の動きを感じることができても周期があることに気づきません。波の動きは日ごと、週ごとに起こっているので大きな動きに気づきにくいのです。

 

ここでは一歩下がってこの3つの大きな要素を調べ、その相互作用が経済にどう影響するか見てまいりましょう。

 

 

クレジットは経済の波を生み出す原動力!


経済動向の細かい変動は、経済革命や雇用環境の変化で起こるものではありません。

 

この変動は、実は利用できるクレジットの額によって影響されます。

 

まずクレジットが存在しない経済を考えてみてください。

 

クレジットが存在しない世界においては支出を増加できる唯一の方法は所得の増加です。すなわち生産性と労働時間をふやす必要があります。

 

生産を増加させないと経済は成長できないと置き換えることが可能です。

 

皆さんの支出は他の人の所得ですから、私たちの生産性がふえると経済は成長できます。

 

この環境では経済成長は生産性の成長と同時に起こるのです。しかし借りることが可能なら波に変動が起こります。

 

これは法律や規制によって起こるものではありません。これは人の知恵であるクレジットというシステムの変動で起こるのです。

 

借金をすることは、言ってみれば支出を前倒しすることであり、収入以上の買い物をするためには収入以上を支出することになります。

 

これを可能にするには未来の自分から借金をするしかありません。こうすると将来返済のため収入より支出を減らすときが来ます。

 

 

この借りる行為が波の上下動を起こすのです。基本的にお金を借りることは変動を起こすこととイコールなのです。

 

これは個人にとっても経済全体にとっても同じです。つまりクレジットをしっかり理解する必要があるのです。

 

クレジットを発生させると将来予測可能な一連の事態を引き起こすことになるのです。この意味でクレジットはお金と違いがあると言えます。

クレジットは悪なのか?


お金は取引の精算に使われます。スターバックスで抹茶フラペチーノを現金で買うと、取引はその場で精算されます。

 

でもクレジットを使ってフラペチーノを買うとツケが発生します。将来返済するという約束です。

 

あなたとスターバックスは資産と債務をつくることになります。

 

ここが大切です。何もないところにクレジットが発生したのです。この資産と債務は、のちにツケを支払ったときに消滅します。借りが解消し取引が精算されます。

 

現実には普通、お金と考えているもののほとんどはクレジットであると捉えることが出来ます。例として米国のクレジットの総額は約50兆ドルであり、流通しているお金の総額はわずか約3兆ドルです。

 

クレジットがない経済では支出は生産量をふやさないと増加しないのです。

 

しかし、クレジットがある経済では、支出は借金をふやせば増加が可能です。したがって、クレジットのある経済では支出がより大きくなり所得の増大が生産力を上回ることができます。しかしながらこれは短期的であり長期に渡っては起こりません。

 

 

ここでクレジットは単に経済変動を引き起こす悪い要素とは限らないという事を誤解なきように!

 

悪い要素たりえるのは消費が過剰となり返済ができない場合です。しかし、経済資源を活用し所得を生み出し、債務の返済を可能にするときはよい要素となります。

~ブレイクタイム~

本日はここまで!

 

今回はクレジットは悪い!というわけではなく、経済の活発化に必要なピースであるという事を強調してご紹介いたしました!

 

経済変動、波などピンと来ない言葉なのやもしれませんが、実は我々が日常的に行っている行動そのものであるという事が伝わっていただけると幸いでございます。

 

次回は経済活動のからくりと経済のバランスが崩れた時どうなってしまうのか!をテーマとしてお送りさせていただければと考えています。

 

またお会いしましょう!

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