知っているようで意外と知らない経済のあれこれ!第一回

こんにちは。クリアカの相楽です。

 

皆さんは経済の事象や経済学についてどのようなお考えをお持ちでしょうか?「なんだか難しい」「あまりに大きい話過ぎてついていけない」

「経済学は投資家のお話なのでは」この3点は私自身が持っていたイメージです。

 

しかしながら経済とは何なのかを知るうちにこの考えは修正が必要だと思いました。

 

この世の中で生きていくために必要な要素の1つは「お金」です。我々はこのお金を媒体とし「サービスを提供」します。生きていく為です。

 

大きなお金を得るためには大きなサービスの質が求められることが常であり、その大小が無数に行われることで個人、社会、国が動き回っていきます。

 

つまり、我々が日々行っている生産活動は大きな歯車を動かす為に必要な事であり、知ることでその歯車の本質を捉えることが可能となるのです

 

どうして働くとお金がもらえるのか。働くとは何なのか。その考えの一つの道になれば幸いです!

 

参りましょう!

Ray Dalio式 経済を動かす3つの視点


「経済」とは難しい響きをしていますがそれほど難しいものではありません。

 

簡単なカラクリの上に立っているものであります。

しかしカラクリが納得できず経済的な苦難に追い込まれている人も多いのです。

 

Ray Dalio氏の考えは型破りな考え方ですが、30年以上にわたって確かな成果が証明されたために、世界金融危機を予知して避けることができた考えでもあります。注目してみましょう!

 

経済の仕組みは複雑に見えますが、そのからくりは簡単なものです。

 

これは簡単な構成要素と取引から構成され、これが繰り返し何度も何度も起こっているのです。

 

我々が生活するために何かを買い、仕事をするというサービスを提供する事を毎日行うのと同じです。

 

取引を引き起こしているのは人間の知恵であり、ここから経済を動かす3つの主な要素が生まれます。

 

  1. 生産力の成長
  2. 債務の短期的な周期
  3. 債務の長期的な周期

 

この3つの要素を個別に考え、またそれを積み重ねたモデルケースを考えると経済の動向と現在の状況を理解することが出来ます。

 

 

日常行動である「取引」


さて経済の最も簡単な要素である取引を見てみましょう。

 

経済は取引の積み重ねであり、取引とは大小関係なく行われます。

 

何かを買うと取引が発生し、買い手がお金とクレジットを提供し、それと引き換えに売り手が物品、サービス、資産などを提供します。

 

「クレジット」とはクレジットカードのクレジット。つまり信用情報において今手元になくとも会社が媒体となり定められた期間において

実質お金と同様の効力を持つものを指します。

 

クレジットは=お金みたいなものなので、使われたお金とクレジットを合計すると支払総額がわかります。

この支払総額が経済を動かします。支払額を売上量で割ると単価がわかります。

 

これが取引です。これは経済を経済たらしめる構成要素の重要点なのです。

 

経済の波と動きは、取引によって引き起こされます。つまり、取引を理解できたら経済の仕組みが理解できるということです。

経済市場は買い手と売り手が取引をすることで構成されます。

 

例えば自動車市場、IT市場、株式市場、そしてその他の市場もです。

経済はすべての取引とすべての市場の積み重ねなのです。

 

すべての市場での支払総額と売上総量を計算すると、経済の仕組みの重要ポイントである2つの機関に考えがいきつきます。

 

人、会社、銀行、政府機関、これらの全てが今話した取引をしています。お金とクレジットは物品、サービス、資産と交換されています。

 

買い手と売り手の最大手は政府機関でしょう。

これは2つに分類できます。中央政府は税金を徴収し、お金を支出します。

 

そして中央銀行は、普通の買い手、売り手と違って経済のお金とクレジットの総量をコントロールすることが可能です。

 

 

すなわち中央銀行は利子の動きを制御し、また新しい通貨を印刷できるのです。このため中央銀行はクレジットの流れに大きな影響を与えます。

クレジットとは何者なのか


ここでクレジットに目を向けてみたいと思います。

 

クレジットは経済の重要な要素の1つなのですが、一番理解されていない要素でもあります。

 

買い手と売り手が市場で取引をするのと同様に、貸し手と借り手も取引をします、ここで一番大きく変動しやすいのがクレジットなのです。

 

貸し手は手持ちの金を増やしたく、借り手は手持ち金以上のものを買いたい、ビジネスを始めたり投資をしたいのです。

 

クレジットは貸し手と借り手を助けることができます。借り手は借用額、すなわち元金に利子を加えて返済することを約束します。

 

利子が高いと負担が重荷となり借用額は減少します。その反面利子が低いと借用額はふえます。

借り手が返済を約束し、貸し手がそれを信じるとクレジットが発生します。2人が誰であってもクレジットは発生させることが可能です。

 

 

しかし、クレジットには異なる一面もわすれてはなりません。

 

クレジットが発生すると借金が発生します。借金は貸し手には資産であり借り手には債務です。将来借り手が元金と利子を返済すると資産と債務は消滅し、取引は精算されます。

皆さんの支出は誰かの収入


では、クレジットはなぜ経済の大切な1要素なのでしょうか。

 

借り手がクレジットを得ると支出額をふやせます。支出は経済を押し上げる力を持っています。

ある人の支出はほかの人の収入となるからです。

 

つまり皆さんの支出は誰かの所得となるのです。皆さんが得る所得は誰かの出費です。

 

皆さんの支出がふえると誰かの所得が増えます。

ある人の収入がふえると貸し手は貸出額をふやそうとします。これは借り手の信用力が増えたという事に他なりません。

 

クレジットのある借り手には返済能力と担保があります。借金と比べて収入が大きいと返済能力がふえます。

 

返済ができなくても担保の価値が大きいとそれを売却できます。そうなると貸し手は安心して貸すことが出来ます。

 

 

収入がふえると、借りることができる支出をふやせます。ある人の支出はほかの人の収入となるので、より借りることが可能となります。

この好循環が経済の成長につながります。

 

これは波として経済で観測する事が可能になります。

~ブレイクタイム~


本日はここまで!

 

今回は経済についてわかりやすくご紹介して行きたい第一回!自らの支出は誰かの収入という事をメインテーマとしてお送りいたしました!

 

次回は経済の波と好循環、クレジットについてもう少し掘り下げていきたいと考えています。

「お金」とはいったい何者なのでしょうか?

 

我々を幸福にするものでもあり不幸にする可能性を持つものでもある、しかしその実際の姿は見えません。

 

我々がお金と呼ぶものは実際には紙でありただの金属です。

でもこれこそが社会を営む上で我々が必要とされているものなのです。

 

果たして「買う」とは、「売る」とは・・・

またお会いしましょう!

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