平均睡眠時間は約3時間、それだけの睡眠時間で我々と同じだけ活動を行い、結果的時間優位性を持つそんな彼ら”ショートスリーパー”
24時間のうち動いている時間をプラス5時間、増やすことが出来る。これは勉強に使ってもよい時間であるし自由に本を読んでもよい時間であると言われると喉から手が出る程欲しい気がします!
実際に普段の我々でも気を付けるべきところを気を付ければ出来るものなのでしょうか?
見ていきましょう!
世界の有名人はショートスリーパー!?
孫正義、ドナルド・トランプ大統領、明石家さんま、橋本環奈これらの人物の名を知らない人はあまりいないでしょう。
皆々、各企業や業界において名だたる人物ですよね
しかし、この4人に共通することはと問われると「?」が浮かぶやもしれません。
この4人に共通することは皆短時間睡眠で生活している事。平均して3~4時間ほどの睡眠のようです。
睡眠時間は人それぞれとは言いつつも理想は8時間と言われています。
一日が24時間であり、睡眠時間の-8時間で全体は16時間、次にお仕事や学校などが8時間とすると-8で残り8時間。
これが自由な時間となります。実際にはバラつきがあると考えられますので平均は7時間程と考えます。
24時間という全体の中で、自分へとベクトルを向けることが出来る時間が7時間というのは確かに短い気がしてきます。
かと言いつつもこれ以上どこから時間を削っていけばまとまった時間を確保することが出来るのか・・・。
そんな時一日で+5時間、自由な時間を確保することが出来るのが彼らの生活なのです!
孫正義は3時間睡眠を自ら実施し、ドナルド・トランプ大統領は仕事が楽しすぎて3~4時間仕方なく眠っていたと書でも語られています。
明石家さんまも人としゃべることが楽しすぎていつも脳は興奮して眠れなかったと語り、橋本環奈も凄まじい芸能スケジュールをこなしながら学業もおろそかにしない勤勉さの終着点か初めからか3時間の睡眠で十分であると語っています。
では短眠は有名人、成功する人に必ず必要な要素なのでしょうか?
眠りの世界は奥深い!
そもそも睡眠とは何なのか気になってきました。
もし必要でなく無駄なものとしたら是非とも削っていきたいところでありましょう。
睡眠とは 『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、「幅広い脊椎動物にみられる、自発的に生じる静的状態」。医学的には「まず意識がない事」が挙げられ、厳密には以下のように定義しています。
- 少し揺さぶっても、小さい物音を立てても起きない状態。
- 大きな物音や強い衝撃になって意識を取り戻す状態。
- 周期的な生活習慣または自発的な眠気による睡眠。
であるとしています。
実際に断眠を続けた動物実験では、その動物は最終的に死亡してしまいました。
ヒトでの断眠では、死亡に至る以前にいずれは眠ってしまいますので、私たちにとって睡眠は、生きるために必要不可欠なものであることがわかります。
また、私たちヒトは多くを大脳に依存して生きているため、その大脳を「創り、育て、守り、修復し、より良く活動させる」ことが睡眠の役割であり、そのために眠ると考えられているのです。
しかしながら、まだ未解明で不明な点も多くヒトの睡眠は非常に高度で複雑だとされています。
近年になり科学的技術が発達し、睡眠の研究も進み、意義や目的が少しずつ解明されてきており
生理学的には
- 脳を休息させるための積極的な適応行動である。
- 高度な生理機能に支えられた生体防衛機能である。
- 発達した大脳をもつ高等動物にとっては、睡眠の良否が高度な情報処置能力を左右する。
と定義でき、すなわち、質の良い睡眠があってはじめて、質の高い生活が実現できるものであり、「より良く生きる」ことは、「より良く眠る」ことと言われています。
ショートスリーパーは実際にはどんな人なのか
睡眠が必要な事はわかりましたが、実際に短時間睡眠の方は存在し、成功している人ばかり、、、やはり睡眠を削ることがよりよい人生を歩むことにつながるのでしょうか?
そんな疑問にお答えできる面白い事例がアメリカのBBSで報道されています。
2009年にカリフォルニア大学で行われた研究において、「毎晩夜中に床に就いても翌朝4時に目が覚めてしまう」という女性とその家族を対象とした、遺伝子配列の比較実験が実施されました。
実験の結果、研究チームはショートスリーパーの人たちの体内で「DEC2」という遺伝子が突然変異を起こしていることを発見しました。
また、前述のショートスリーパーの女性の家族のうち、普通レベルの睡眠時間を必要とする人たちはDEC2遺伝子に異常が見られなかったそうです。
「人は眠っている時に記憶を整理したり脳細胞のダメージを修復したり脳内の老廃物を取り除いたりしている」というのが通説です。
カリフォルニア大学で睡眠の研究を行っているYing-Hui Fu教授によると、ショートスリーパーの人たちはDEC2遺伝子の突然変異によって脳内の情報整理を普通の人よりも短い時間で済ませることができるため、睡眠時間が短くても問題ないのではないかと考えられているそうです。
しかし、睡眠時間が短い場合、通常は健康状態や生活の質、寿命などに多大な影響を及ぼすだけでなく、気分が落ち込んだり体重が増えたり、脳卒中や糖尿病のリスクが高くなったりといった数々の問題が生じます。
Ying教授は「睡眠は人生において重要なもので、十分に睡眠を取ることで認知症など多くの病気を予防することができ、逆に睡眠が不足していると脳の認知機能が低下してしまいます」と語っています。
Ying教授は今後、「短い睡眠時間しか取ることができない」という不眠症の患者ではなく、「短い睡眠時間でも毎日健康的に暮らしている」ショートスリーパーの人々を対象に研究を進めていきたい考えです。Ying教授は現在、複数のショートスリーパー家系の人々の遺伝子配列を研究していて、「研究が進めばいつか一般の人でもショートスリーパーになれる可能性がある」と話しています。
つまり、短時間睡眠でパフォーマンスが発揮される人というのはDEC2だけではないかもしれませんが、何らかの変化があり、眠る時間が短くとも問題ないと研究の結果は導き出しています。
ほっと一息
今回はここまで。
本日の題は「ショートスリーパーとは何なのか」に対し
世の中で成功している人々は短時間睡眠の人が多いということ、そもそも睡眠とは何なのかということ、そしてショートスリーパーへの研究で分かったことにDEC2と呼ばれる細胞がかかわっていることに触れていきました。
ここまででは有名な人になる、すごい人になるためには短時間睡眠を頑張って何とか会得するしかないのでは?という考えが浮かびますよね。
次回ではアリアナ・ハフィントン著の「スリープ・レボリューション」に触れながら、ショートスリーパーとはどのような存在なのか、ショートスリーパーでは恐らくない我々が学び取るべき点はどこにあるのかを中心にお届けできればと考えています。
では!またお会いしましょう。
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