こんばんは。
学習指導塾Creative Academy(クリエイティブアカデミー)木曜日担当の中原です。
では早速今回はいよいよ
前々回の『モチベーションの保ち方 第1弾』
前回の『モチベーションの保ち方 第2弾』
につづく完結編になります。
前回私は、『そうせざるを得ない状況を自ら作りだす』ことの大切さについてお話しました。
まだ読まれてない方は是非上のリンクから御覧ください。
そして今回は2つ目の答えについて私の実体験に基づいてお話し合いと思います。
なぜ私が長い長い受験生活で偏差値38からここまで伸ばすことが出来たのか、
なぜ長い長い受験生活でモチベーションを保ち続けられたのか。
2つ目の答えは
『友達』です。
友達は私にとって現役生のときも、浪人生の時も変わりなく、一番のモチベーションの支えでした。
初めて東進でセンター模試を受けた時、私は英語の成績が16/200というある意味奇跡的な数字を叩き出しました。
まーその時にはおバカさんすぎて自分の現状がいまいち理解できていなかったのですが、
担当のチューターさんが壁に張り出してある紙を指さし、私にこう言いました。
「あなたと同じ志望校の人たちはあれぐらい今の時点で成績とれてるんだよ」
と。
おそるおそる目をやると
英語
192/200
190/200
188/200
とその紙には成績上位者の名前と点数がびっしり書かれていました。
16/200の僕とはまるで次元の違う異世界
この人達と戦うのかと思うとゾッとしました。
この辺りから自分がいかに無謀なことに挑戦をしようとしているのかを実感してきましたね。
しかし前回お話ししたように
『そうせざるを得ない状況を自ら』作りだしてしまったため、もう私には逃げる道は残されていません。
私はない頭を必死にフル回転させて考えました。
一体どうしてこんな差があるのか
一体どうすれば追いつけるのか
一体どうすれば追い越せるのか
必死に考えました。
しかしどれだけ考えても何にも思いつかないし、何していいかもわかりません。
受験生開幕早々から絶望に近い気分に陥りました。
ですが絶望していたって仕方がありません。
私はとりあえず休憩室にいたその賢い人達のところへ行き緊張しながらも勇気を振り絞って話しかけてみました。
すると快く話を聞いてくれ、色々アドバイスを頂けたのです。
そこで気づいたことは
この賢い人達でさえ死ぬほど勉強しているということでした。
賢い人は生まれ持って賢いと信じきっていた私にとって、この事実は胸に突き刺さるものがありましたし、
何の努力もせず賢い人たちを僻んでいた自分がすごく恥ずかしくなりました。
しかし同時にこの人達は元から賢いわけではなく、それ相応の努力を重ねてきたという事実は私に大きな自信を与えてくれました。
私もこの人達以上に頑張れば、この人達みたいになるのじゃないか
この人達が今持ってる知識量を超える知識をつければ追い越せるんじゃないか
言ってみれば当たり前のことなのですが当時の私からすれば偉大な発見であり、大きな希望でした。
それからの行動は早かったです。
まず賢い人たちが
何時に塾に来て、何の教材を勉強して、何時にご飯食べて、何時まで塾にいるのか
徹底的に観察するようになりました。
その人達とお話できるときには
何時まで勉強して、何時に起きて、学校では何しているのかと
かなり具体的に生活ペースや勉強ペースを聞き出していました。
観れば観るほど、聞けば聞くほど
賢い人がどうして賢いのかを納得せざるを得ませんでした。
誰よりも勉強していたんです。
ここからは目は背けられないことを彼らの行動から痛感しました。
自分より賢い人達よりお馬鹿な私のほうが勉強時間が少ないなんて言語道断。
じゃ私が彼らに追いつくにはどうすればいいか
そう、彼らの勉強時間を超えるレベルで勉強するしかないのです。
彼らが一生懸命勉強している時に遊んでいた分、私は彼らが休んでいる間に勉強しなければなりません。
以来、誰よりも早く塾の自習室に向かい、誰よりも遅い時間まで勉強するようにしました。
どれだけ疲れて辞めたくなろうと、
どれだけ勉強から逃げ出したくなろうと、
塾に来て私より賢い人達が自習室で必死に勉強しているのを見る度、この程度でへばっている情けない自分にムチをうちました。
私はそんな彼らといつの間にか仲良しになっていたのですが、この頃から勉強がどれだけ辛くとも逃げようとは思わなくなり始めていました。
むしろ勉強しないと罪悪感がわくようになってきたのです。
「あいつらが今勉強しているのに遊んでられるか!!!」
まさにこんな感じでした。
この時は大学に受かるためというよりは、ひたすら彼らに追いつくのに必死だった気がします。
そして何より私は大きな夢をもって頑張っている彼らと一緒に頑張っているのがすごく嬉しかったのです。
自分はずっと大きな夢を持つ資格がないのだと思い込んで生きてきました。
そんな大した人間ではないと。
持ったとしても
そんなの無理だとかダサいと一蹴されすぐにその夢の熱も冷めてしまうのです。
しかし彼らは私の偏差値38からの有名大学合格という夢を笑うことは決してありませんでした。
確実に有名大学に進学するであろう彼らが私に
「一緒に合格しよう」と言ってくれたのです。
これ以上のモチベーション他にありませんでした。
勉強で疲れても自分だけじゃないと思えるようにもなりましたし、
むしろ「今日も疲れたー!」と友達と話のが楽しかったです。
他にも唯一の楽しみである夕食時の
「よし、閉館まで自習頑張ろう」
という言葉や
塾から帰るときに何気なくかけてくれる
「また明日も頑張ろうな」
という言葉は私にとっては魔法の言葉でした。
自分よりずっとすごい人にそんな事言われたら、頑張らないわけがありません。
そんな友達に支えられたからこそ私は受験当日まで勉強をやめることなく、必死に頑張れたのだと思います。
皆、受験を志さなければ絶対に交わることのなかった友達です。
彼らは私の中の小さな世界を広げる大きなきっかけになりました。
もちろん勉強するのは自分です。
ですが私1人ではこの受験には到底勝てなかったと思います。
私にとっては何よりも友達の存在がモチベーションの支えでした。
皆様は今そういった友達に出会えているでしょうか?
はい、長くなりましたがこれで『モチベーションの保ち方』は完結です。
もちろんこれが皆さんに当てはまるものではないかもしれませんが、
参考にしていただけたら幸いです。
ではまた来週お会いしましょう。
よかったらぽちっとお願いします。
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学習指導塾Creative Academy
代表 中原一真
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